喫茶路地

トミオフクダ

今期で最後、ブラジル トミオフクダ DOT

こんにちは、喫茶路地です。 店主からの久々の投稿となる今回は 今月のレギュラー銘柄“ブラジル トミオフクダ DOT”についての お話を少し。 こちらは知名度もありご存じの方も多いかと思いますが 日系2世のトミオフクダ氏が農園主として約20年続く バウ農園で生産している唯一無二で普遍的な存在の銘柄で、 DOT(Dry on tree) というのは“樹上完熟”という その名の通りコーヒーチェリーが完熟し乾燥するまで収穫せず、 ぎりぎりまで木の養分を行き渡らせてから摘み取る手法を採用しています。 また、いくつかあるトミオフクダ氏の農園で栽培される品種のうち、 今回は深煎りにしても味の輪郭がぼやけず、 厚みがある味が表現できるムンドノーボ種をご提供。 コーヒーの生産量全体の60-70%を占める...

コーヒー生豆の価格

珈琲豆の卸のお客様より生豆の価格変動についてご質問を受けましたので簡単に内容を載せておきます。 Q.タンザニアやブラジルなどの一部で珈琲豆の価格が高騰していると聞きますが、貴店には影響ありますでしょうか? A.今のところ特に急騰しているということはございません。まず前提としまして当店での取り扱いの豆がスペシャルティコーヒーがメインであるという点が大きいと思います。基本的にコーヒーは以下の3つに分類されまして・コモディティコーヒー(スタンダード)→ブラジル サントスNo.2やタンザニアAA、コロンビアスプレモ等々・プレミアムコーヒー→ブルマン、ハワイコナ・スペシャルティコーヒー→タンザニア サウステラ、ブラジルトミオフクダDOT等々今回の価格高騰はコモディティの話がメインでしてそれらはニューヨーク証券取引所で先物取引で売買されています。基本的には需要と供給で価格が変動していきますので今回で言いますとブラジルやタンザニアは減産になる見込みなので先を見越して価格は上がります。一方、スペシャルティコーヒーは生産者とのダイレクトトレードが基本ですので価格は先物取引には左右されません。ただしスペシャルティコーヒーでありましても今後、実際の生産量等で価格に影響がでる可能性はもちろんあります。 ◎一部割愛。ブラジルは今年裏作なので減産は確実、タンザニアは南部でコーヒー炭そ病(1920年代にケニア西部で発見された病気だそう)が広がっているようです。 人間も植物も菌との共存が永遠のテーマですね。

父の日のギフトと新商品

今年も父の日の季節がやってきましたね。遅ればせながら父の日ギフトをオンラインショップにアップさせていただきました。母の日同様、店頭ではなくオンラインショップ限定でご予約承りますのでゆっくりとご覧ください。 喫茶路地の贈り物のページ ※最終受付は6/17(水)の15時までとなっております。 また5月末くらいよりオンラインショップの珈琲豆もいくつか新しくラインナップされています。 ・ブラジル トミオフクダ DOT (深煎り)樹上完熟の甘みたっぷりのコーヒーです。毎年商社からニュークロップがでるのですが今年もすぐに完売。良い豆はコーヒー屋さんでも争奪になります。 ・コロンビア ドミンゴ(中煎り)定番のエチオピアにちょっと飽きたなという方におすすめ。爽やかで明るい柑橘系の酸が特徴です。中煎りですが当店の中浅くらいの酸味だと思っていただければと思います。 またしばらく在庫を切らしていました雲南 飛鶏  双重日晒(深煎り)も再入荷しました。4月に発売してリピート購入もいただける程大変人気がありました。その理由はおそらくウィスキーやブランデーの様な複雑な香りと品質の高さではないでしょうか。