珈琲美美

珈琲美美さんのお豆

コーヒー教室を受けていただいた生徒さんからお土産にコーヒー豆をいただきました。福岡・赤坂の名店“珈琲美美”。美という漢字を二つを並べて「ビミ」と読みます。多分、コーヒー通の方ならかなりの確率でご存知ではないかという有名店です。日本においての求道的な珈琲店を語る上ではとても重要なところだと思います。

珈琲御三家と呼ばれるのが銀座「カフェ・ド・ランブル」の関口一郎氏、南千住「カフェ・バッハ」の田口護氏、そして吉祥寺「モカ」の標交紀氏。

この中の「モカ」系列にあたるのが珈琲美美さんです。モカはもう存在していませんのでそのDNAを引き継ぐ一番近しいところにあたるようです。ちなみにモカがあった場所はのちに紅茶店が営業されていて、モカの面影が感じられる装飾が一部残っているようでそれを目当てに訪れる方もいるようです。

この珈琲道は現在のサードウェーブ等の比較的浅いローストとは真逆。深煎り、しかもかなり煎り込む方です。ときにこの黒黒とした豆で何故こんなに味が?ということもあります。焦がさずそのポイントまで持っていくのはかなり至難の業なのですが。

いただいた豆は中味という煎り具合なのですが、それでも結構深めです。美味しいのは言わずもがな、味の作り方、勉強になります。