コーヒー生豆の価格

珈琲豆の卸のお客様より生豆の価格変動についてご質問を受けましたので簡単に内容を載せておきます。

Q.タンザニアやブラジルなどの一部で珈琲豆の価格が高騰していると聞きますが、貴店には影響ありますでしょうか?

A.今のところ特に急騰しているということはございません。まず前提としまして当店での取り扱いの豆がスペシャルティコーヒーがメインであるという点が大きいと思います。
基本的にコーヒーは以下の3つに分類されまして・コモディティコーヒー(スタンダード)→ブラジル サントスNo.2やタンザニアAA、コロンビアスプレモ等々
・プレミアムコーヒー→ブルマン、ハワイコナ
スペシャルティコーヒー→タンザニア サウステラ、ブラジルトミオフクダDOT等々
今回の価格高騰はコモディティの話がメインでしてそれらはニューヨーク証券取引所で先物取引で売買されています。基本的には需要と供給で価格が変動していきますので今回で言いますとブラジルやタンザニアは減産になる見込みなので先を見越して価格は上がります。
一方、スペシャルティコーヒーは生産者とのダイレクトトレードが基本ですので価格は先物取引には左右されません。
ただしスペシャルティコーヒーでありましても今後、実際の生産量等で価格に影響がでる可能性はもちろんあります。

◎一部割愛。ブラジルは今年裏作なので減産は確実、タンザニアは南部でコーヒー炭そ病(1920年代にケニア西部で発見された病気だそう)が広がっているようです。

人間も植物も菌との共存が永遠のテーマですね。