『冬に読みたくなる歌集』の選書コメント 後半
\ 引き続き!/
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『冬に読みたくなる歌集』の
書籍ラインナップ全8冊のうち
残り4冊を選書コメントと共にご紹介。
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こんにちは、喫茶路地です。
すっかり冬らしい気温になりましたね。
クリスマスも近づき
シュトーレンやペッパーカッカー、
クリスマスブレンドなど
今だけのアイテムをお愉しみいただき
嬉しい限りです。
ありがとうございます。
来週もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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現在、喫茶路地の店舗とONLINE SHOPでは
『冬に読みたくなる歌集』を開催中。
今回の催しのために歌集をご用意くださったのは
中崎町短歌や現代詩をメインで取扱っておられる
葉ね文庫さん。
その店主の池上さんに
幅広く8冊をお選びいただいています。
今回の投稿でも、ラインナップから4冊をご紹介!
店内やオンラインショップでは
選書コメントだけでなく、池上さんが選ぶ
5首ずつもダイジェストのような形で
ご覧いただけますが、
本投稿ではスタッフの独断と偏見で
池上さんチョイスの短歌たちから
1首ずつをご紹介させていただきます。
人間味のある素敵な歌たちに、
もう少し読んでみたい!と
興味を持っていただけると嬉しいです。
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『パン屋のパンセ』
杉﨑恒夫
–
〈選書コメント〉
読んでいると、心がじんわり暖まります。
著者が70~80代のころの作品。
死や悲しみの気配はあるものの、
豊かでユーモアとみずみずしい感性に満ちています。
〈歌集より〉
星空がとてもきれいで
ぼくたちの残り少ない時間のボンベ
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『砂丘律』
千種創一
–
〈選書コメント〉
冬の歌といえばこれでしょう、と、
印象深い一首が収録されていることと、
葉ね文庫的ベストセラーとして選びました。
〈歌集より〉
煙草いりますか、先輩、
まだカロリーメイト食って生きてるんすか
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『沼の夢』
工藤吉生
–
〈選書コメント〉
冬とはあまり関係ないのですが、
おもしろいので紹介したくて選びました。
〈歌集より〉
子供にはちょうど良さげな枝だなぁ
構えてもよしつついてもグー
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『あなたのための短歌集』
木下龍也
–
〈選書コメント〉
冬、プレゼントにぴったりな一冊です。
短歌の楽しみ方がわからない、
と言っていたお客さんが、
この本を読んで満面の笑みでした。
歌人・木下龍也さんが「お題」を受けて
作歌する短歌の個人販売プロジェクト
「あなたのための短歌」が一冊の歌集に
なりました。
〈歌集より〉
【お題】
高校で美術の先生をしていますが、
学校が好きではありません。
これからも頑張って働いていけるような、
勇気をもらえる短歌をお願いします。
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【お題から生まれた短歌】
先生は光の当たらない面を
見つめるための時間をくれる
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会期中は
お席にダイジェスト的にお愉しみいただける冊子を、
ガラスケースに書籍を設置しています。
是非、お手にとってご覧くださいね。
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そして!書籍は
(選書コメントや池上さんに選んでいただいた
各書籍から5首ずつもご覧いただけますよ。)
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『路地の冬支度』
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会期:2024.12.4(水) → 29(日)
場所:自家焙煎珈琲 喫茶路地
大阪市北区浪花町9-5
営業時間:水-金/ 13:00-18:00
土-日/ 11:00-18:00
※その他不定期で時間変更等あり。
定休日:月曜日、火曜日
※ テイクアウトを含む、ワンドリンクオーダー制
(物販のみのご利用も可能です)
※ 感染予防の観点から、手指消毒をお願いします。
※ お席は最大1時間までとさせていただきます。
ご協力のほど、宜しくお願いします。