ベトナムコーヒー器具_喫茶路地

4月のお知らせとその他

4月になりましたね。一昨日は新元号も発表され、新たな気持ちで新年度をむかえられましたね。
さて4月は4/21(日)のみ所用の為、臨時休業させていただきます。その他は通常通り営業予定です。よろしくお願いいたします。
少し期間が空きましたが先週末は4回目の珈琲教室が終了しました。多様な抽出器具その2ということで、一通り知っておいても損はない器具の使い方を学んでもらいました。その中で店主が一番抽出調整に手こずった器具を少しご紹介いたします。

ベトナムコーヒー器具

皆さん一度くらいは見たことがあると思いますがベトナムコーヒーを淹れる器具です。この器具の名前は「カフェ・フィン」と呼ばれるそうでベトナムの伝統的なフィルターです。

カフェ フィン

針で開けたような小さな無数の穴からポタポタとコーヒーがコンデンスミルクの上に落ちていくのをゆっくり待つ。南国スタイルらしくていいものですね。
店主も何年か前にベトナムに行った際に器具を一式そろえていました。しかしあまり出番がなく休眠状態だったので今回やっと日の目をみることができました。


実は美味しい味で作るにはやや調整の手間がかかります。まず、ポタポタと抽出されるベストな粉の量と粗さ。粉の量は一人前約10g。濃くしてやろうと多く粉を入れたらポタポタ出てきません。粉の粗さも重要です。粗いとスーッと抽出されて薄い味になってしまい、細かすぎると粉が 穴に 詰まって全然抽出されません。
いい塩梅を探すのに何度か失敗を繰り返しやっと成功しました。器具の個体差もあり、ベストなレシピは各々で見つけるしかなさそうですので詳細レシピは割愛させていただきますね。笑

そしてミルクも甘さが強いので少しずつ後から足して調整することをおすすめします。

もし器具をお持ちの方がいれば是非挑戦してみてください。手間はかかりますが実験感覚で案外面白いですよ。